yukkuritabiのブログ

ゆっくり旅する 日記と頭の整理と

中流層を破壊する理由 1984から

 

戦後、高度成長期以降、日本は中流階級に重きを置いて来た。

これは国家としては当然の最も安定する形であり、本来求めるべき理想である。国民もこれを望んでいる。

 

しかし、現在の米ユダヤを中心とするグローバル資本主義の支配者層達の考えは違う。

社会主義的な独裁政権の様な、一部の人間だけ上に立ちその他大勢は下層である。

 

その思想が日本にも入り込んで来たのが、小泉政権頃からである。新自由主義の名の下、正規雇用を大幅に減らし、簡単に切り替えのできる非正規雇用を急激に増やした。

派遣労働者は稼げる、悪くないむしろ素晴らしい、という様な風潮までTVやメディアで流し始めた。

 

今思えばTVなんぞにジャーナリズムなどなく、ずっと政府の意向で作られたものを流しているに過ぎなかったのだ。

 

それ以外に圧力があるとすると、間接的な米の影響と局上層部の買収によるスポンサーもしくは近隣諸国の影響だろう。

 

話を戻して、国家として最も安定するはずの中流層を拡大せず、下層に流す理由を ジョージオーウェル1984で説明している。

 

中流層は知恵を持ち、あるキッカケで反乱を起こす可能性がある。下層は何にでも従う以外にない。と

そして中流層に限り、徹底した監視が行われる。

 

今の日本はどうだろうか。

国民の税金はこの10年20年で急上昇し、なぜか利益が上がりまくる大企業の法人税は下がり、対外輸出にかかる費用まで急激に減額されている。

その上、それらの大企業の貯蓄は年々過去最高を更新し、一向に市中に出回らない。

 

新自由主義の流れが始まった頃、TVで流行り始めた言葉がKYである。

日本人は本来どこの国よりも周りの雰囲気を察して行動する民族である。しかし、これを強化する様に流行らせるのである。

なんでこんな言葉を流行らせる必要があるか。

 

周りに同調しないものはおかしい、と。つまりTVで風潮を作り出しこれに合わせないものはおかしな人だということにする。

まだスマホが普及する前である。TVのニュースが正しい時代である。

 

そうすると、簡単にデモが起きにくいのである。

異端者は実は一部の人間にとって都合が悪いのである。

 

結果、どんなにおかしい法律が通ろうが、増税しまくろうが、不法滞在者が犯罪しレプしても有罪にすらならない世の中になっても抗議しない国民が出来上がった。

デモに参加している人達は一種のおかしな人達だと

 

そうして気がつくと、円の価値は一気に落とされ、気がつけば多くの人がなんか苦しくないか?と感じる世の中になっている。

 

米エリートは、それこそ10年以上も前、バブル崩壊の少し後から言っていた。日本人は茹でガエルだ、と。

 

次いでマイナンバーで全て一本化、である。